冬の肉球ケア

こんにちは。大安寺どうぶつ霊園スタッフ担当者の郁美です。

2021年に入り寒さが増し、日本海側を中心に雪が降り、

北陸などでは、平地も含め急激に積雪が増えています。

お出かけの際は、気をつけてお出かけください。

今回は、冬の肉球ケアについてお話しします。


目次

  • 肉球の役割
  • なぜ肉球は乾燥するのか
  • 肉球のケア

 

肉球の役割

犬はかかとを浮かせて歩く趾行性(しこうせい)動物です。

人間でいうとつま先立ちになっている状態で、

全体重をつま先で支えていることになります。

足裏の肉球は、衝撃を吸収する役割があります。

足の骨や関節を地面の衝撃から守ってくれています。

また、滑りやすい場所や坂道で、ブレーキの役割もします。


肉球は、感覚器官としても機能しているので、

様々な情報を肉球から感じ取っています。

室内犬や舗装された道を多く歩く犬の肉球は柔らかく、

逆に外で飼われている犬や、砂利道をよく歩く犬の肉球は、

厚く硬く変化していきます。

なぜ肉球は乾燥するのか

犬の肉球は、柔らかい土や草むらの上を歩くように出来ています。

アスファルトやコンクリートの上を歩くことが多いと、

肉球は夏の暑さや冬の寒さの影響を強く受けることになります。

肉球はダメージを受け、空気が乾燥する冬やエアコンによる室内の乾燥により、

さらに水分を失い、「ひび割れ」や「あかぎれ」になることがあります。

また、冬のお散歩では、道路に凍結防止のために散布された薬剤や塩で、

肉球を痛めてしまうことがあります。

雪遊びなどをした後には、肉球・しっぽ・耳がしもやけになりやすいです。

靴や靴下を履かない犬にとって肉球は、

最も外部刺激を受けやすい場所なので乾燥を放っておくと、

「ひび割れ」や「あかぎれ」の他にも、

出血や雑菌が入り化膿することもありますので、

予防するために肉球ケアが必要です。

 
肉球ケア

私たち人間が乾燥したときに、

保湿クリームを塗り手袋や靴下を履いて保護するように、

犬の肉球にもペット専用の保湿クリームを塗りましょう。

症状がひどい場合は、ペット用の靴下を履かせると効果的です。

しかし長時間の靴下着用は蒸れてしまうことがあるため、

お手入れ後はしばらくしたら外してあげましょう。

また、塗る際にマッサージしてあげることで、

血行を良くし、細胞の新陳代謝が促される効果があります。 


またお散歩などで汚れてしまった場合は、

ぬるま湯で洗うか蒸しタオルで丁寧に拭き取った後に、

乾いたタオルで水分を十分にふき取り保湿クリームを塗りましょう。

この時も嫌がらなければマッサージをしてあげると良いです。

肉球を洗う際に石鹸の使用や、洗いすぎると逆に皮膚が荒れてしまいます。

また、洗った後のすすぎや乾燥が十分でないと

湿疹になったりしますので注意が必要です。

冬の外出した際には、肉球だけでなくタオルなどでしっかりと

体を拭いて必要に応じてはドライヤーで乾かしてあげましょう。

 
いかがでしたか?

人間も冬になると乾燥し放っておくと

「ひび割れ」や「あかぎれ」になり痛い思いをします。

ペットにとって肉球は全体重がかかりますので、

なってからだと治るのに時間がかかることがあります。

辛い思いをさせないように、予防として肉球ケアをしてあげましょう。

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