お空へ ももちゃん

こんにちは。大安寺どうぶつ霊園スタッフ担当者の郁美です。

木々の緑がまぶしい季節を迎え、

夏のように暑い日やジメジメ梅雨を感じさせる日が続いていますね。

気温が高く日差しが強い日が増えてきたので、熱中症に気をつけてお過ごし下さい。

また、マスク着用により心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度や体感温度が上昇するなど、

身体に負担がかかることがあります。

喉が渇いてなくてもこまめに水分補給をして、

周囲の人との距離を十分にとれる場所でマスクを一時的に外すなど休憩を心がけましょう。

 

今回は、ペットちゃんをお空へとお見送りされたご家族様から、

掲載のご協力をいただきましたのでお話しします。

 

千葉県いすみ市にお住まいのご家族様からのご依頼で、

犬のももちゃん14歳です。

ももちゃんは、とても元気で活発な女の子でした。

ご家族様が試行錯誤していましたが、3回程脱走をしたことがありました。

しかし、3回とも半日経つといつの間にか自分の小屋に戻っていたそうです。

脱走をしたときは、驚かれたと思いますが、

ももちゃんとの忘れることのない出来事になったことでしょう。

愛犬との出来事は、どのような事でも思い出になりますね。

 

元気で活発なももちゃんでしたが、心臓と肝臓の疾患を持っていました。

犬の心臓病は、かなり重症化するまでなかなか症状は出ないと言われています。

その理由は『心臓の代償能力』といい、

心臓病を患っていてもある程度なら心臓の機能や形態が変化し、

血行動態の問題を解決してしまうためかなり重症化するまで症状は出ません。

 

体の中で一番大事な臓器である心臓は、代償機能が極めて高いです。

この代償機能ではまかないきれない程、重症になってしまうと症状が現れます。

心臓病の主な症状は、発熱や発咳、腹水や体のむくみ、下痢や食欲不振、

呼吸困難や失神、運動不耐や運動麻痺などがあります。

 

そして犬の肝臓病も、早期発見は難しく症状が出た時には、

かなり進行していることが多いと言われています。

そのため、『沈黙の臓器』などと呼ばれることもあります。

肝臓病の主な症状は、嘔吐や下痢、食欲不振や体重低下、

多飲多尿や黄疸、元気がないなどがあります。

元気いっぱいで活発なおてんばなももちゃん。

お空へ行っても元気に駆け回り楽しく過ごしてね。

ももちゃんのご家族様、この度はご協力いただきましてありがとうございました。

火葬をさせていただいたことでご家族様の心の整理がつくことを、

大安寺どうぶつ霊園スタッフ一同ご冥福をお祈りします。

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