犬の免疫力低下のサイン
こんにちは。大安寺どうぶつ霊園スタッフ担当者の郁美です。
今回は、犬の免疫力低下のサインについてお話しします。
目次
- 免疫力の低下の原因
- 免疫力が低下しているときの症状
- 免疫力が低下しているときの注意点
- 予防法
免疫力の低下の原因
犬の免疫力の低下の原因は、
栄養・腸内バランスの崩れや運動不足・冷え、
空気の乾燥やストレスや病気・薬の副作用、
環境汚染などで起こることが多いです。
また年を重ねるとともに免疫細胞を作る能力が落ちていくので、
高齢犬になるにつれて免疫力が低下します。
免疫力が低下しているときの症状
食欲低下
免疫力が低下していると、
食欲不振によってごはんを食べなくなってしまうことがあります。
主食のごはんの他、体調によっては、
大好きなおやつも食べなくなってしまうことがあります。
下痢
免疫力が低下していると、下痢をすることがあります。
原因不明の軟便や下痢が続くようでしたら病院で診てもらいましょう。
嘔吐
免疫力が低下していると、嘔吐をすることがあります。
一度の嘔吐で治ってしまうことがありますが、
何度も繰り返すこともあります。
何度も繰り返す嘔吐や激しい嘔吐の場合は、
病院で診てもらいましょう。
呼吸の変化
免疫力が低下していると、苦しそうな呼吸をすることがあります。
暑さやお散歩・遊びなどの運動の後ではない場合に、
苦しそうな呼吸をしているときは注意しましょう。
呼吸に関わる器官にウイルスや細菌が感染して、
症状を引き起こしていることがあります。
症状が悪化すると、呼吸困難から酸欠を引き起こし、
意識を失うなどの可能性があります。
発熱
免疫力が低下していると、発熱することがあります。
愛犬の体に触れた時、普段より熱さを感じたら、
熱がある可能性があります。
犬用の体温計を持っておくことで、愛犬の平熱が分かり、
様子がおかしいと思った時にご自宅でも調べることができます。
免疫力が低下しているときの注意点
免疫力が低下して上記のような症状が現れたら、
何らかの感染症にかかっている可能性があります。
免疫力が低下している時は、
感染症にかかりやすくなりますので注意しましょう。
病原体には、ウイルス・真菌・細菌などがあり、
免疫が低下する原因が、カビや細菌の場合は、
治療薬によって完治させることができます。
しかし、病原体がウイルスの場合は、治療を受けることは可能ですが、
ウイルスに直接効果のある薬が少ないです。
ウイルス感染の場合は、対症療法になることが多く、
完治まで時間がかかることもあります。
ウイルス感染の発見と治療が遅れてしまうと、
命を落としてしまう子もいますので注意しましょう。
予防法
愛犬の免疫力低下を予防するためには、
普段から免疫力を高められる生活環境を心がけてあげましょう。
愛犬が健康で快適な暮らしを送るためには、
栄養バランスと腸内環境を整える食事・適度な運動や、
快適な室温にすることが大切です。
犬用のサプリメントで栄養補給するのもいいでしょう。
添加物や化学物質の多いものは控えましょう。
日常から愛犬を観察し、早期発見・早期治療を心がけましょう。
そして、犬は飼い主様の気持ちの変化に敏感ですので、
飼い主様自身がストレスの少ない生活を送りましょう。
大好きな飼い主様に穏やかな気持ちで接してもらうことで、
愛犬のストレスも緩和されます。
いかかでしたか?
免疫力を高めることは、健康管理につながります。
また、アレルギーを起こしにくくすることや、
感染症や癌になる可能性を低くし、愛犬を守ることができます。
冬の寒さから少しずつ春の陽気になってきたので、
ポカポカ温かい日に愛犬と楽しいお散歩に出かけてみてはいかかでしょうか。
免疫力を高められるとともに
飼い主様と楽しい時間を過ごせることを喜んでくれるでしょう。