冬が旬の与えてはいけない食材
こんにちは。大安寺どうぶつ霊園スタッフの西谷です。
本日12月24日はクリスマスイヴですね。
今回は、冬が旬の食材の中から、
ペットには与えてはいけないものをご紹介します。
12月はクリスマス、1月はお正月とイベントが続き、
美味しいものを食べる機会が増えますね。
愛犬にもいつもとは違う特別なご飯をあげたくなりますが、
犬にとっては害があり、
命に危険を及ぼす食材もあるためきちんと把握して、
楽しいクリスマスやお正月を愛犬と過ごしましょう。
目次
- 冬が旬の与えてはいけない食材
- 冬が旬の与えすぎ注意の食材
冬が旬の与えてはいけない食材
ネギ
冬の定番といえば鍋ですね。
鍋に欠かせないネギですが、犬には命の危険があります。
ネギ類には、「アリルプロピルジスルファイド」という成分が含まれています。
この成分には、犬の赤血球を壊してしまう作用があります。
もし食べてしまったら、急性の貧血や血尿を引き起こし、
最悪の場合、死に至ることもありますので絶対に与えないようにしましょう。
また、ネギと一緒に調理した他の食材にもこの成分が溶け込んでいるので、
「他の食材だから大丈夫」と思ってしまいますが、
ネギと一緒に調理した食材は与えてはいけないので注意しましょう。
この成分は、水溶性でとても溶け込みやすいので、
他の食材を与える場合は、ネギとは別々に調理しましょう。
人間にとっては風邪予防になり、とても体に良い食材ですが、
犬にとっては、猛毒の危険な食材なのでしっかり覚えておきましょう。
お刺身
イベント事でお刺身を食べるご家庭もあると思います。
私たち人間の場合もですが、生魚ですので様々な危険性があります。
生魚にはアニサキス寄生虫(青虫)が寄生しているといわれています。
サバやイワシ、カツオ、鮭、イカ、サンマ、アジなどの魚介類の内臓に寄生します。
鮮度が落ちますと内臓から筋肉に移動し、
生の状態で食べることで食中毒(アニサキス症)を引き起こし、
激しい痛み、嘔吐、内臓疾患といった症状が起こりますので
犬にとってもリスクがある食材です。
また、マグロ、カジキ、カツオ、サバ、イワシ、サンマ、ブリ、アジには、
ヒスタミンという物質が多く含まれています。
これらの魚がもともと持っている、
ヒスチジンという物質が細菌の持つ脱炭酸酵素の働きによって、
魚肉内でヒスタミンを生成します。
魚を常温で放置することによって、
細菌が増殖するので必然的にヒスタミンの生成量も多くなり、
ヒスタミン食中毒を起こす確率が高くなります。
下痢、嘔吐、舌や顔の腫れ、蕁麻疹、眩暈といった症状が起こります。
干物
干物は塩につけてから干しているので、とても塩分の高い食材です。
塩分を取りすぎてしまうと、腎臓に負担がかかったり、
腎臓疾患・内臓疾患がある犬の場合は、
症状を悪化させる恐れがありますので与えてはいけません。
エビ、イカ、タコ、カニ、貝類
こちらもお鍋に定番の具材ですが、犬にとっては危険なものばかりです。
こちらの食材は、消化が悪いので絶対に与えてはいけません。
犬は人間と比べて消化機能が弱いため、
消化の悪い食材を食べてしまうと、
下痢や嘔吐を引き起こしてしまう恐れがあります。
消化の悪い食材は与えないようにしましょう。
与えすぎ注意の食材
旬の食材は栄養価が高く、
犬にとっても嬉しい成分がたくさん入っている食材ですが、
過剰摂取すると体調を崩してしまう恐れもありますので注意しましょう。
みかん
冬といえばみかんが美味しい季節ですね。
みかんには、ビタミンCが豊富に含まれていてとてもいい食材ですが、
過剰摂取すると下痢、嘔吐を引き起こす恐れがあります。
また、外側の皮には中毒性作用があるので、触れさせないようにしましょう。
キャベツ
こちらもビタミン類が多く含まれていて、
特にビタミンUは胃の粘膜を修復してくれる作用がありますが、
「ストラバイト結石」を持つ犬には与えないようにしましょう。
ほうれん草
ビタミン、ミネラルを豊富に含んでいますが、
シュウ酸という成分も多いため、結石ができる恐れがあります。
加熱してから与えましょう。
ブロッコリー
ビタミンCが豊富ですが生のままですと、
十分に消化できずにお腹を壊してしまう恐れがあります。
サッと加熱したものを与えましょう。
加熱しすぎることで、ビタミンCが壊れてしまうので注意しましょう。
いかがでしたか?
冬が旬の与えてはいけない食材はありますが、
与えても大丈夫な食材も多くありますのでそういった食材を使い、
ペットショップやオンラインショップなどでは、
ペットちゃん用のケーキやオードブル、おそばやおせち料理なども
販売していますので愛犬とイベントや年末年始を楽しく健康に過ごしましょう。