お空へ リボンちゃん
こんにちは。大安寺どうぶつ霊園スタッフの西谷です。
各地域の木の葉も赤や黄色に彩り紅葉の美しい季節となりましたね。
今回は、東京都のご家族様からのご依頼で
お空へと旅立たれたリボンちゃんのお話しをします。
2年半ほど前にご家族様の目に留まった
一匹の可愛いジャンガリアンハムスターの女の子がいました。
目がクリクリしていて一際可愛く、ご家族様は一目惚れをしたそうです。
ハムスターは本来夜行性ですが、日中ごはんを入れにケージを開けると小屋から出てきて、
手の上に登ってくるほど懐いていたそうです。
ご家族様は子供の頃からご実家でハムスターを飼っていたご経験があり、
ハムスターは、その子その子によって性格が違うことをお話しされていました。
昔飼われていた子の中には、
神経質な子や活発で夜中に脱走を繰り返す子もいたそうですが、
リボンちゃんは、大人しく人懐っこくストレスを感じにくい子だっだそうです。
一般的にジャンガリアンハムスターの寿命は、二年~二年半くらいで、
二年を過ぎますと寿命で亡くなる可能性が高いと言われています。
ハムスターの二歳を人間の年齢に置き換えるとおおよそ76歳になり、
二歳半では、おおよそ96歳になります。
ハムスターにとって二歳という年齢は、ご高齢であることが分かります。
二歳を過ぎた頃、リボンちゃんの腕にしこりができ、
日が経つにつれどんどん大きくなっていったそうです。
病院で診てもらったところ、
年齢やしこりの進行の早さから考えるとおそらく癌ではないかと告げられたそうです。
病院で診てもらった際に撮影したお写真だそうです。
右腕を覆うように大きなしこりがあります。
ハムスターは体が小さいため検査し、
しこりが癌と分かっても、手術をするにはリスクが大きいそうです。
手術をしたときにご高齢のリボンちゃんの体力が持つのか、
出血をした際に犬や猫のように輸血ができないこと、
手術が無事に成功しても癌切除の範囲が広く腕の皮が引っ張られてしまうため、
その状態で動いたときに傷口が開いてしまったり、
傷口から感染症を起こしてしまう可能性があることをお医者様から告げられたそうです。
幸いにもリボンちゃんのしこりはその時点での転移はなかった様で、
食欲があり、腕にあるしこりを気にする様子もなく元気に過ごしていたそうです。
そしてリボンちゃんを見守ることに決めたそうです。
お医者様から、転移したら食欲が落ちたり呼吸が荒くなることを伺っていたそうですが、
しこりは日に日に成長していったものの食欲があり、
滑車も元気に乗って過ごしていたリボンちゃんは、二歳半を迎えました。
そして突然体調が悪化し、呼吸が荒くなり
お医者様に連れて行ったところ肺に転移し長くないことを告げられたそうです。
ご家族様は見送るため、心の準備をしたそうです。
次の日の夕方、ご家族様の帰宅を待って見守られながら亡くなられました。
犬や猫に比べて短命なハムスターですが、
ご家族様の愛情をたくさん感じ最後の最後までご家族様の見守る中、
お空へと旅立たれました。
小さなリボンちゃんの愛らしさは、いつもご家族様を笑顔にしていたと思います。
リボンちゃん、長生きしてご家族様とたくさんの時間を過ごせたね。
これからはお空で、ゆっくりと伸び伸びと過ごしてね。
この度はご協力頂きありがとうございました。
大安寺どうぶつ霊園スタッフ一同ご冥福をお祈りいたします。